ゆうばり国際ファンタステイック映画祭をご存じでしょうか。JCF学生映画祭は、1989年当時の竹下内閣の<ふるさと創生資金>の1億円を活用し、地域振興という目的の為に夕張市が主催・開催した、この映画祭の特別協賛企画を起源にもちます(現在の同名の映画祭がありますが、主催形態が違います)。
1999年、<学生の映画の甲子園>を合言葉に、949団体のクラブ・同好会・サークルが所属する日本サークル連盟(Japan club・circle federation)が主催し、<ゆうばり国際ファンタステイック映画祭 特別協賛企画 第一回 JCF学生映画祭>が催されました。
1回目から3回目が夕張市にて開催、4回目は沖縄県那覇市との共催でアジア部門も拡充し、受賞監督に新作映画を製作支援するオキナワコンテンツラボを実施しました。
5回目は初の東京開催。場所は、大江戸温泉内での畳の上で映画祭としては世界初。ちなみに、2010年のLVMH(ルイヴィトン)映画祭で短編部門のグランプリを受賞した月川 翔 君(受賞当時は成蹊大学在学)は、この回のグランプリ受賞者です。
第6回は愛知万博の公式プログラムとして、EXPOHALLで開催。世界各国の学生作品を集め世界のレベルのすごさを披露致しました。第7回以降は、運営を完全に学生だけ行う形のフレームに移行(東京・上野の東京国立博物館で開催)。その後、夕張市の財政破綻の報を聞き、 “生まれ故郷”といえる夕張の地に恩返しをしようということで、夕張国際学生映画祭2007年と2008年は夕張の地で開催しました。その後、サブカルチャーによって地域の発展・活性化を目指している鳥取県で3年にわたって開催。また、山形国際ムービーフェスティバル2014 と連携し、東北でも開催しています。
今回は初の関西開催。京都と大阪の地に会場を設けました。さらに、自ら映画製作にも取り組み、エンターテインメントとエデュケーション(教育)の融合を目指している、株式会社ワオ・コーポレーション様に協賛いただいたことを記念して、従来の学生映画部門に加えて、そしてショートムービー部門も設けました。11月の映画祭当日には、国内外(海外作品は招待)の優れた学生作品をご覧いただくことができます。