審査結果

受賞作品(4作品)

  作品名 監督名 学校名 学年(年齢)
グランプリ 「端くれ」 渡部 拓人 成蹊大学 4年生(23歳)
準グランプリ 「Halfway Line」 本多 俊介 日本映画大学 4年生(23歳)
審査員特別賞 「完璧な若い女性」 渡邉 龍平 武蔵野美術大学 4年生(23歳)
入賞 「母さんの「か」」 武藤 樂 北海道情報大学 2年生(20歳)
「喝采」 平尾 匠 京都精華大学 2023年卒(23歳)
「BULAN」 ゲラルディ・サロモ・
パンケレゴ
尾道市立大学 3年生(24歳)

学生ムービーアワードグランプリ

「端くれ」
監督:渡部 拓人(27分、成蹊大学 4年生(23歳))

大学卒業を間近に控えた今、就職する者や俳優としてもがいている者、音楽の道で覚悟を決めた者など、それぞれが人生の岐路に立たされていると感じます。そんな様々な想いを抱いている僕たちのすべての選択肢を尊重したい。そっと背中を押したい。そんな気持ちで製作したこの世に生きる全ての「端くれ」たちに捧ぐ映画です。

<渡部 拓人監督プロフィール>
2001年生まれ。東京都出身。成蹊大学在学。大学在学中に製作した作品は「TOKYO青春映画祭2023」、「第24回ハンブルク日本映画祭」など、国内外の多数の映画祭において評価を得る。卒業後は映画配給会社に入社予定。

学生ムービーアワード準グランプリ

「Halfway Line」
監督:本多 俊介(22分、日本映画大学 4年生(23歳))

日本から韓国へサッカー留学した大学生の航基はチームに上手く馴染めず、チームメイトのジュンシクと衝突してしまう。サッカーを通じてぶつかり合い、そして心を通わせていく日本人と韓国人の姿を描いた本作は、日本映画大学と韓国芸術総合学校による日韓合同で制作された。

<本多 俊介監督プロフィール>
2000年生まれ。群馬県出身。日本映画大学に進学後、映画演出を専門に学ぶ。今までに2本の短編 を監督し、本作『Halfway Line』が在学中3本目の監督作品となる。

学生映画アワード審査員特別賞

「完璧な若い女性」
監督:渡邉 龍平(66分18秒、武蔵野美術大学 4年生(23歳))

SoundCloudなどを中心に活躍する、perfect young ladyを迎えて送る現代版歌謡映画!
幼馴染との夏、静岡を舞台に「再会」と「出会い」そして「別れ」の中で『完璧な若い女性』を探す3日間の旅。

<渡邉 龍平監督プロフィール>
2000年、東京は築地の玉子焼屋の家に生を受ける。幼い頃から昭和の映画や音楽に慣れ親しみ、武蔵野美術大学 映像学科に入学。自主映画祭の開催や映画制作を開始。長編映画1作目の『完璧な若い女性』が、第45回「ぴあフィルムフェスティバル」でエンタテイメント賞(ホリプロ賞)を受賞。ほか「東京学生映画祭」「カナザワ映画祭」に入選。

学生映画アワード入賞

「母さんの「か」」
監督:武藤 樂(15分、北海道情報大学 2年生(20歳))

あなたの「忘れられない味」「忘れたくない味」は何ですか…? 本作では、おふくろの味を通じて希望を持ち前へ進もうとする兄弟の姿を描きました。家族・大切な人を愛することについて考えるきっかけになれば幸いです。

<武藤 樂監督プロフィール>
2003年生まれ、北海道河西郡芽室町出身。北海道情報大学 情報メディア学部に在学中。映像表現について学びながら、短編映画を中心に制作している。本作『母さんの「か」』が初監督作品となる。

「喝采」
監督:平尾 匠(33分、京都精華大学 2023年卒(23歳))

大学に入学した脚本家志望の新島は、演劇部で才能のある井上と出会う。井上の才能を目にし、新島は自分には何が書けるのか思い悩み、次第に作品と現実の区別が曖昧になっていく。

<平尾 匠監督プロフィール>
2000年7月19日生まれ。2019年京都精華大学に入学。大学にて映像を学び映画を制作し始める。大学時代に制作した映画「喝采」は京都国際学生映画祭にて入選。現在は京都の映像制作会社に勤務しつつ、個人でも活動を続ける。

「BULAN」
監督:Gheraldy Salomo Pankerego(ゲラルディ・サロモ・パンケレゴ)(2分26秒、尾道市立大学 3年生(24歳))

マレーシアのアーティストの日記から生まれた作品だった。彼女は母親として娘に対して愛情を表し、ノートでスケッチを描いた。そのノートを基にして自分の役割は作品を動かしたことだった。インドネシアにいたミュージシャンを加えて3人のコラボレーション作品である。「ブラン」とはマレー語で「月」という意味。

<武藤 樂監督プロフィール>
<Gheraldy Salomo Pankerego(ゲラルディ・サロモ・パンケレゴ)監督プロフィール>
インドネシア出身であり、2018年に留学生として来日した。日本のセルアニメに憧れて、主に自主制作では手描きアニメーションを作っている。